社長ブログ

見せ方、切り口、感じ方

以前行ったことのある施設が、テレビのドキュメント番組で紹介された。

その場所は自分にとっても有意義な時間を提供してくれた場所で、
友人、知人にもそのことを話している。

機会があればまた行きたいと思っている場所だ。

そこがテレビのドキュメント番組で紹介されたので、
妻と二人で見た。

感想は・・・

ん???であった。

その施設にもそのテレビ番組にも迷惑をかけたくないので

ぼかしすぎの書き方をしているが

見せ方としてどうなんだろう。

そして視聴者の受け止め方としてどうなんだろう。

という番組だった。

ここから思いっきりかけ離れたたとえ話を書く。

野球がうまくなるための塾があるとする。
その塾を紹介するテレビ番組の場合、
・野球がココに入って上手になった
・一度は挫折した人が再び野球の道に進んだ
・指導者の指導法が独特
・塾の環境施設や練習内容

などを紹介すると思う。

それが
・ここにきて仲間が増えました
・サラリーマンを辞めて野球の指導者になりました
・選手たちはみんな仲がよくて生き生きしてます

これだとどうだろう。

え、どんな施設か見たい、どんな練習してるの、成果は???

ってなりません?

テレビのドキュメント番組なので

施設のPRに終始するとおかしくなってしまう。

だから「人」にスポットを当てるのは、まぁわかるのだが、

その結果、あの番組を見てそこに行きたいと思える人の質って

限られてしまうよなぁ。

その施設のサイトをチェックすると、予約が殺到しているようで

施設としては紹介されてよかったよかったなのかもしれない。

だけどね・・・

私はココに行こうかなと迷っていた時に

あの番組見てたら、、、

たぶん行かなかったと思う。

フォローすると番組の作りとしては素晴らしいと思う。

そしてディレクター、番組スタッフがこの切り口で見せたいと思って作ったわけだからそれはそれでありなのだろう。

でももし私があの番組を作ったら、あの切り口にはならなかった。

実際その施設を体験した人間から言わせてもらうと

あれは施設のための番組というより、ドキュメント番組のための題材に使われた・・・としか思えなかった。