社長ブログ

俺のシャープペン、どこ行った

仕事に出るとき、必ずかばんに入っている筆入れ。

2年ほど前コーチャンフォーで買った数百円の筆入れ。

これがないと生きていけない・・・ことはないが、

仕事をする上で欠かせない道具である。

筆入れの中には、

・ボールペン

・マジック

・シャープペン

・シャープペンの芯

・USBメモリー

・名刺

が入っている・・・ってなにも珍しいことがない。

子どもの作文かよ!

残念ながら

・溢れるほどの札束

・とびきりの美女

は、筆入れの中に入っていない。

入っているとしたら

筆入れは四次元ポケットだし、

南くんの恋人を連れてこなくてはいけない。

USBメモリーは、ひじょうに大事なものなので無くすことはない。

使用時のみPCにセットし、終了すればすぐ筆入れというホームに舞い戻る。

ところが・・・シャープペン。

正確に書くとシャープペンたち。

こいつらは、好奇心旺盛なのかなかなかホームに帰ってこない。

というか、はっきり書くと、私の無くし物ランキングの断然トップに君臨している。

ボールペン、マジック、万年筆などを使うこともあるが、

ちょっとしたメモやレイアウトなどの下書きを書く場合、

100%シャープペンシルを使う。

軽いし、書き直しも聞くし、便利極まりない。

鉛筆は???と聞かれると、鉛筆は芯が太くなるとバランスが悪い。

シャープペンだと、ずっと同じテイストで書き続けることができる。

便利だ・・・便利である。

いつの時代の人間だ。

今さらシャープペンの良さをテメーに説明してもらわなくてもいいよ。

と思っているだろうが、その便利なシャープペンが不便になる時。

それはシャープペンが、かくれんぼを得意としていることだ。

私の作業場は主に3つ

・自宅

・オフイス

・それ以外

自宅とオフイスにはペン立てがあり、

そこにシャープペンやボールペン、クリップやセロハンテープ、ハサミなどが置かれている。

それ以外・・・取材先や営業先、カフェやファミレスでの作業中には筆入れが必需品。

で・・・それぞれにシャープペンを2本は常備しておく。

2×3 これで6本だ。

他によく使うカバンにも筆入れから零れ落ちて

シャープペンが入っていることがある。

ちょっとしたアイデアやメモを書くときはシャープペンは一番。

スケジュールやアイデア、連絡先、ネタを書き込んでいる

手帳にもすべてシャープペンでメモしている。

ボールペンだと消せなくなるので嫌なのだ。

だから私の仕事には、シャープペンが必要。

なのに・・・

時々チームシャープペンの皆さんは、

慰安旅行にでも行くのか、

集団家出を決断し、盗んだバイクで走り出しているのか。

なぜか私の前から姿を消す。

外出中、頭の中でいいアイデアが浮かび

手帳を取り出し筆入れを開くとシャープペンがない。

私は焦る・・・

そしてカバンの中をまさぐる。

いやいやボールペンでいいでしょう。

スマホのメモでもいいんじゃない?

嫌だ、絶対シャープペンだ。

私のアイデアを形にしてくれるのは、

シャープペンの他にはいない。

それでも見つからない時、

それが忘れてはいけない事項(誰かとの待ち合わせなど)の場合は

涙を呑んでボールペンでメモをしたり

スマホから自分宛てのメールを送ったりでその場を繕うことがあるが、

ちょっとしたメモ書き程度の場合、シャープペンがないと

メモをする気力も体力もなくなり、その行為を諦める。

もしその時シャープペンがあったなら

私は今頃巨額の富を得ていたかもしれないし、

世界を股にかける起業家になっていたかもしれない。

シャープペンが見つからなかったために・・・。

さっきチェックしたら

自宅のシャープペンは0本。

事務所もゼロ。

辛うじて筆入れの中に一本のシャープペンが入っていた。

大空に翼を広げ旅立ったシャープペンたちの将来の幸せを願いながら

私は一路、文房具屋へ向かう。

PS

この文章を読んだスタッフの一言

「ただ物をすぐ無くすだけの話でよくここまで書けますね。

 ある意味感心します」

こいつもシャープペンと一緒に、どこかへ置き去りにしてやろうか。