映画

映画・クリード過去の逆襲は、ロッキー9ではなかった

1977年に上演された、

シルベスタースターローン主演映画

ロッキー。

ロッキーシリーズは6弾で終了し、

ロッキーのかつてのライバルで親友でもあった

アポロの息子・クリードがリングに上がり

こちらもシリーズ化された。

ずらっと並べると

ロッキー(1977年)
ロッキー2(1979年)
ロッキー3(1982年)
ロッキー4 炎の友情(1986年)
ロッキー5 最後のドラマ(1990年)
ロッキー・ザ・ファイナル(2007年)
クリード チャンプを継ぐ男(2015年)
クリード2 炎の宿敵(2018年)
クリード 過去の逆襲(2023年)

ロッキー開始から46年に渡るロングシリーズなんだなぁ。

ロッキー1から見ているものとしては

ロッキー5でずっこけて、

ファイナルで取り返し、

え・・・続くのと思いながらもクリードに引き継がれ、

どうやらこれがファイナルとなるようだ。

あらすじやら感想やらは公式サイトや

他のサイトで読んでください。

私の中の大きな感想としては、

今作にはロッキーが出演していない件。

前作は完全脇役に徹していたロッキーだったが、

今回出演がないどころか

回想も写真やVTRも無し。

ロッキーという言葉は出るが、

クリードが語ることも無く、

あくまでもクリードの話として展開する。

これを見て思い出したのがロッキーの第六弾・カムバックしたザ・ファイナル。

ファイナルではロッキーの妻であるエイドリアンが出演しなかった。

この時点で故人となっていたので出演していないのは当たり前なのだが

エイドリアンの女優は「幽霊でも出演したい」とスターローンに頼んだそうだが、拒否されたそうだ。

出演できなかった時は憤ったそうだが、完成した作品を見て自分が出演しないことは正解だったと思ったそう、、、みたいな記事を読んだことがある(ごめん、正確かわからんが)。

で、クリードの完結編。

クリードの師匠であるロッキーは出演しなかった。

出演しないどころか

ロッキーがこの時点で生きているのかどうか。

どこにいるのかも全く触れていない。

まぁ、主演しない理由は大人の事情があったとかなかったとかの記事も読んだが、

演出的にロッキーに触れない、というのもありな物語でした。

そして・・・これで本当にロッキーシリーズはフィナーレを迎えるんでしょうな。

個人的には(ほぼネタバレになるので、結果知りたくない人は以下読まないで)

試合結果は逆、または曖昧に終えても良かったんじゃないかなとも思う。

ロッキーは負け犬から頂点を掴み、老兵として去って行った。

孤児院出身とはいえ、煌びやかな人生を送ったクリードのラスト。

普通の映画ならこれで良いのかもしれないが、

ロッキーシリーズのファイナルとしては、どうなのかな?

とも見ていて感じた。

それにしても46年か。

不思議なものでロッキーの6本はずいぶんと昔のことなのに

物語の細部も覚えているが、

クリードの2本は10年以内のことなのに、

あれ、これってどうだっけ?

と抜けていることが多い。

とりあえずクリードの1と2を見直すことにする。