子どもの頃読んだおとぎ話・オオカミ少年。
「オオカミが出たぁ」
と叫ぶ少年。
町の人はお騒ぎ。
逃げたり、オオカミに追われている少年を助けようとしたり、
オオカミ対策を考える人々・・・が、オオカミは出ない。
「わぁい騙された―」
喜ぶ少年。
「オオカミが出たぞー」
一度ならず二度三度、
いやいや出てないでしょ、と半信半疑も。
もしオオカミがいたら…と町の人。
ところが
「わぁい騙された―」
これが何度も何度も繰り返されたら
「オオカミが出たぞー」
と少年が騒いでも
「はい、はい、そうですね。オオカミですね、はいはい」
となるわな。
「今度はホントにオオカミが出たんだって」
と、いくら少年が血相変えて叫んだって。
「はいはい」
と。
ミサイルなんて落ちて欲しくないし、
地震の時のJアラートは身構えることもできたし、
この存在は否定しないんだけど…
もう何回目だ???
こっちもどこまで身構えたらいいんだ。
「今度は本当だよー」
本当にならないことを祈る。マジで。