社長の感想文

いだてんは、面白い

毎週月曜日になると発表される週末の視聴率。

まんぷく(今は、なつぞら)が20%を超えた!

先週より1%UP!と威勢のいい数字が報道されるのと必ず対比して

いだてんは今週も1桁。隊が最低視聴率記録へまっしぐら・・・。

大河始まって以来の打ち切りもあるのではなんて声もあるようだが、

まぁ、はっきり言いまして、私は見ていて面白い。

毎週楽しみに見ている数少ないテレビ番組の一つである。

評判が悪い理由で上げられることが多いのはこの3つ。

・大河じゃない

・話が前後してわかりにくい

・たけしの滑舌が悪い

まず「大河じゃない」については、

そもそも大河=歴史ものという固定観念を今回は外そうと挑んだ作品。

これが勝手にクドカンが豊臣秀吉を書いてくれと依頼のあったNHKを無視して金栗四三の話を書いたならもちろん問題だが、

NHKが決めたテーマなのだから、そこをクドカンに突っ込みが行くのはどうなのかと思う。

「話が前後してわかりにくい」

これはね、そうかぁ???みんな何かしながら見てるのかいなと思う。

ポツンと一軒家やイッテキュー見ながらたまに変えたら

あれ???となるだろうが、普通に見てたらちゃんと説明してるじゃないの。

今までの大河だって普通に10年とか20年先送りしたり戻ったりしてたじゃんかよーと思うがな。

「たけしの滑舌」

これもね、そこまでとは思わないけどなぁ。

タレントが喋った台詞よりテロップの字を読む今のテレビのパターンに慣れてるからそう思っちゃうんじゃないの、、とも思うな。

「あまちゃん」で朝の連ドラのパターンを変えたクドカンに

大河のパターンも変えてもらおう。

そう期待したNHKの判断は面白いと思う。

だけど朝の連ドラと大河の違い。

それは朝の連ドラは、飛ばし飛ばし見てもついていけるが

大河は週一なので、一回ついていけないと置いてかれる。

話が前後するで言えば、あまちゃんも随分と話が

あっちゃこっちゃいっていた。

だけど一話15分。

おりょ、、、わからん・・・と思った人もそこに突っ込みを入れる間もなく番組が終わる。

そして毎日見たりたまに見なくても、まぁついていける気になっていた。

それが大河だとね。

週一回だわ、ついてこれなかった人は次の日のネットニュース見て

つまらんと思ったのは自分だけじゃないんだと安心して…

て感じで数字もじりじり下がってるんじゃないかな。

個人的にいだてんで好きなシーンは、金栗と三島の絡み。

全く違う境遇の二人が、日本人初の五輪に挑んだ。

五輪後二人で映画館に行ったシーン。

それから8年後の五輪で再開したシーン。

この2つのシーンの2人の表情がとても好き。

マラソンに魅せられた金栗と、日本の短距離は100年遅れてると語った三島。

世界との距離があった日本陸上の歴史を見せる物語。

大河じゃないとさっき書いたが、

私は立派な大河だよなと思って見ているよ。