いま企画しているあるイベントの入場招待券を、
某メディアに提供した。
「抽選でペア○組にプレゼント」
というやつだ。
募集媒体は紙媒体。
いまやWeb全盛で懸賞関連もスマホからが完全主流になっているが、
なんのなんの多くのハガキが我が事務所に届いた(締め切り前なのでまだ進行中)。
抽選するのは主宰者なので、わたしには権利がないが、
ハガキをパラパラとみると、
プレゼントを当てたいという「気」が強いハガキもあったりする。
ただ住所氏名年齢を書くだけの人、
いつもこの媒体を楽しみにしているという長いメッセージ、
この招待券をぜひ欲しいという意気込み満載、
よく懸賞ハガキが当たる条件として
・感想や意気込みを書く
・ハガキの回りをカラーマジックで縁取り目立たせる
などの方法が言われる。
主催者は「そんなの関係ありませんよ」
というけど、全く関係なくもないと思う。
時効だから書くが
私も昔出版社や放送局で働いていた時、
プレゼントの抽選に立ち会うことがあった。
たいていのプレゼントは公平に選ぶものだが、
たとえばモニタープレゼントの場合、
○歳くらいの女性がいいよな
とか
若者ターゲットのイベントなら
年齢を見て選んだり
みたいなこともしたことがある・・・正直言って。
あとたった1名の温泉宿泊券に1000通を超える応募が来たことがあった。
その時は、1000通のハガキを会議室の端っこから
「エイヤー」と放り投げ、
一番遠くに飛んだハガキの人を当選にした。
飛んだハガキは、風力に負けない重さだったのか、
風の気流にうまく乗ったのかは忘れたが、
なぜか一枚だけフワフワと
投げた場所の対称の位置まで飛んだのだ。
当たりたいという応募者の「気」がうまいこと乗ったのかもしれない。
ラジオをしている頃には、ゲストアーティストのグッズなんかもプレゼントすることがあった。
そうすると応募する人はみんなそのアーティストのファン。
「絶対当ててください」
「(アーティスト名)大好きです」
「デビューした頃から応援してます」
とアツいメッセージが書かれているが、
忘れてはいけないのは、抽選するのはそのアーティストではない。
アーティストが出演した番組のスタッフなのである。
なのにその番組名が間違えていたり、
パーソナリティの名前を間違って書いているものもある。
「みそださんのラジオは面白いです。いつも聞いてます。
是非(アーティスト名)のグッズ当ててください。お願いします」
「みそだ」って誰だよ。
褒めるならちゃんと調べれや、、、と思ったものだ。