今日の新聞に出ていた記事。
講談社の2019年12月~2020年11月の売上額
紙の雑誌と書籍 約635億円(前年比-1.2%)
電子書籍 約532億円(前年比+19.4%)
権利ビジネス 約170億円
権利ビジネスとは漫画をもとにしたアニメ化やゲーム化に伴う収益のこと。
上記の3つの売上合計でざっくり1337億円。
紙の雑誌と書籍 635億<電子書籍と権利ビジネス 702億円
紙よりその他が売り上げを抜いたわけだ。
ちなみに出版界全体では電子書籍の市場規模が3931億円で
紙と合わせた全体の1/4を占めているんだと。
全体では25%だが大手・講談社は45%
前年の推移は来年も同様に動くだろうから
紙を電子が抜くのは、もう目前ってわけだ。
大手になればなるほど電子対策や権利ビジネスがしっかりしていて
小さい規模になればなるほど
「いやいやそうはいっても紙の良さを・・・」
となってるのかな?
それから売り上げが落ちたところが予算との兼ね合いで電子に変えたはいいが
もとのファンも離れ新規もつかず、あらら?もあるでしょう。
新しいことが始まり、そこが軌道に乗る時
先行での成功者やよっぽどうまく動いた企業を除いたら
結局のところ大きいところが先行成功者のパターンを模倣し
規模の力で形にし、しっかり新しい流れに乗ることができ
上と下の格差がどんどんと出てしまってもんだ。
「これからは○○だ!」
と騒いでも
「こんな時だから▲▲さ!」
とこだわるのも
正解であり不正解である。
「これからが○○だ!」
にしても
「こんな時だから▲▲さ!」
にしても
そのあと語尾に
「仕方ないよ」
がつくのか
「楽しみだね」
がつくのか。
その意気込みの差が
時代だろうが流れだろうがもどうにかできたりどうにもできなかったりする。