コミュニティラジオの頃

(16)帯広に着いた夏

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帯広のラジオ局時代のこと書きますてブログスタートして、

16話目にしてやっと帯広到着。

ちなみに開局まではまだ4ヶ月あります。

いったいいつラジオ時代の話が書けるのでしょうか???

思い出しながら毎度勢いで書いてるのですが、

忘れてる話、書きながら思い出す話なども多々ある。

すでに通過した部分でも「あっ、これもあったな」と思い出すこともあるが、

そこツッコんでるといつまで経ってもラジオ局は開局しないので

その辺の話はこのブログが書籍化した時に入れるとする(するのか?)。

で、1994年7月31日。

この日、溝手は帯広に引っ越しをするわけだ。

住むところは、局の方に探していただいた。

こっちの希望は

「金無いので安いとこ、車無いので職場まで歩いて行けるとこ」

これだけ。

「風呂とトイレは要ります?」

と電話きたので

「それはお願いします。下宿や寮は勘弁なので」

冗談のつもりで言ったのだが

「あぁそうなんだ。わかった」

だって。

俺をどこに住ませるつもりだったんだ。

で、局から徒歩数分のマンションが俺の帯広の住処になる。

家賃は3万。6畳のワンルーム。

とりあえず・・・と思ったが、引っ越すのも面倒だしぃと

結局まるまる5年住むことになる。

荷物は先に帯広へ送っていた。

そして帯広へは、いとこが送ってくれた。

いとこは大学4年生で就職活動中。

本州の学校に通っているのだが、札幌の企業を視野に入れていて

企業説明会や面接などで札幌に来るたびウチに泊めていた。

7月末も札幌に来ていてその流れで

「帯広まで送るよ」

と言ってくれた。

ありがたい。

札幌から車で約4時間。

今だと高速が走ってるから3時間かからないが

当時は峠をグールグル。

その車の中でいとこに言われたことを覚えている。

「これってさ、すごいと思うよ」

就職活動を毎日懸命にするいとこからしたら

毎日バイトか舞台かでちっとも就職活動してなかった男が

突然就職決まっちゃったのだから。

祝福の気持ちより、羨ましいとか妬みとかもあったと思う。

その気持ちの集約が

「これってさ、すごいと思うよ」

だと思う。

帯広に到着したのは午後3時過ぎ。

この日の気温は34度くらい。

なんだこれ暑いゾ!

帯広は観測史上何十年ぶりの暑さなんだとか。

この日の夜はいとこと近くの居酒屋で飲み、

十時過ぎには布団に入った。

が、寝れねぇぞ。

暑いし、いろんなこと頭の中でぐるぐる回って。

それにしても暑いぞぉ・・・。

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