仕事で札幌大通間を歩くことが多く、
地下歩行空間を一日何度も往復することもある。
地下歩行空間にテナントは無いが、
そのスペースで販売スペースが設けられている。
ダスキンや英会話、保険会社といった企業が入ることもあれば
市町村の自治体や農作物販売、雑貨、古本などフリマや
洋服や貴金属なんかを販売している時もある。
彼らは客が来ると
「いらっしゃいませ」
「お手に取ってお選びください」
などと声をかける。
だけど客がいない時は、一緒に並ぶスタッフと談笑していたり
座って飯を食っているものやスマホをずっといじっているものもいる。
もちろん1分1秒気を抜くなとは言わない。
たとえば売り場の裏側(客から見えないところ)に移動し、
そこで飯を食べるなりスマホをいじるなりするのはかまわない。
一般のお店のように自動ドアが開いてはじめて「いらっしゃいませ」ではない。
地下歩行空間は絶えず人が歩いている。
そのサイドにあるお店など全く見ずに素通りをする人もいるけど、
「あら、何かやってる」
「何売ってるんだろう?」
と歩きながら興味を持ってみている人だって多い。
なのにその時、客の方など1ミリも見ず
中には客に背を向けおしゃべりに夢中になっていたり
椅子にふんぞり返ってスマホをいじっていたら
興味があっても立ち寄りにくい。
もう一回書くけど1分1秒気を抜くなと言ってるんじゃない。
客に見えるところでは、目の前に客がいても
遠く離れたところを歩いていても、
いつ店の前に来てもらってもよいように
ウエルカム状態でいるべきじゃないか。
地下歩行空間を歩くたびにそう思う。
どうかな?