コミュニティラジオの頃

(66)金様のラジオの話2

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コミュニティラジオの頃 はじめに

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金曜日に深夜放送を始めることにして、

まずは人選だった。

平日の1時間番組は一人で喋るので

差別化するためココは複数人数の番組にしよう。

溝手が一方的に喋るアシスタント要員ではなく、

2人なり3人なりのチームで番組を作ろう。

そう考えていた。

人選の際、単純に若いパワーがいいよな。

と、大学生に目を向ける。

このころウイングの深夜0時にはエンドレスナイトという番組が放送されていた。

月曜から金曜までの1時間番組。

大学生やOL、アマチュアミュージシャンなんかが日替わりで喋っていたが、

この番組が3月で終了する。

大学生が二人いたのでその二人に声をかけてみた。

二人とも番組が終わるので4月以降もラジオができるなら!

と即答でOKをもらう。

それが2月。

4月からの放送なので2人と会って話して番組コンセプトを考えないとな。

二人とも帯広の大学生。

エンドレスナイトを担当してるのは知っているが

当時溝手は昼の放送を担当していたのでほぼ聞いたことが無かった。

どんな放送やってるのかな?と聞いてみる。

感想は・・・正直期待外れの放送だった。

昨日見たテレビのことを話したり

リスナーからのメッセージに当たり前の返しをしたり

高校時代は楽しかったねという話だったり

こんな話と曲の繰り返しで1時間が終わる。

もっともハガキもたくさん来てたようだし、

リスナーには受けていたわけだろうが

個人的にはこんな放送したくない。

でも二人に頼んじゃったしなぁ・・・

と迷っていると、その二人のうちの一人から連絡が。

「番組を辞退したい」と言ってきたのだ。

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