在宅勤務を望みますか?

昨日の朝日新聞の「天声人語」で興味深いデータを見た。
そこには今から37年前のアンケートのことが書かれている

アンケートの内容は、
テレビ電話やファクシミリの発達で近い将来在宅勤務が広がるとみられるがあなたは望みますか?

37年前ということは、1982年。昭和57年だ。
プロ野球は西武ライオンズが球団創設4年目で初優勝。
この年最も売れたシングルがあみんの「待つわ」、
レコード大賞が細川たかしの「北酒場」。

そんな1982年。

テレビ電話やファクシミリの発達で近い将来在宅勤務が広がるとみられるがあなたは望みますか?

そんなこと聞かれても「はぁ?」という人が多かったのだろう。

週休二日を確保できるならば望まない
という答えが全体の40%ともっとも多かったのだそうだ。

当時は週休1日、または土曜が午前勤務で半ドンと呼ばれていた時代。
私はその頃中学生だが、土曜も当然のように通学していた。

望まないと答えた40%の人の理由の多くは
「仕事を家庭に持ち込みたくない」というもの。

その一方で週の半分くらいは在宅にできたらという回答も31%あった。

37年前。
1982年の話だ。

テレビ電話やファクシミリの発達

まだ家の電話には留守電すらついていなかった。

ファックスは会社などにはあるが自宅に入るのはまだまだ先(多分ここから10~15年後くらい)。

いうまでもなくインターネットも携帯電話も存在していない時代だから、
自宅に仕事を持ち込むなんて考えもしない人がほとんど。

毎日満員電車に揺られたり、渋滞しながらの通勤ラッシュが当たり前の時代。

近い将来在宅勤務が広がるとみられるがあなたは望みますか?

10数年先に訪れる世界ではあったが、このころは想像もつかなかっただろう。

当時中学二年の私は、

サラリーマンになりたくないな

毎日同じところに通うなんて…

ネクタイを締めて通勤なんて…

と思っていた身。

このアンケートを受ければ間違いなく在宅を希望しただろう。

中学生だからアンケート対象外だろうが。

自宅にいても、旅行先でも、

職場に通わなくてもできる仕事って何だろう?

そう考えて当時はモノカキになろうとした。

モノカキ。

小説家や作詞家、コラムニストやノンフィクションライター。

会社に行かなくても家でもできる。

紙と鉛筆さえあれば日本中、いや世界中どこにいてもできる。

できる・・・とやれるは違うけどね…浅はかだ。当時の私に教えてあげたい。

世の中舐めるな…と(苦笑)。

と書きながらあれから37年。

自宅や仕事場、カフェや旅先などで

PC、スマホ、タブレッドをいじることが仕事になり、

曲がりなりにもそれで生活している。

がんばったな自分(勝手な自画自賛・・・笑)。

最近の子どもに将来なりたい職業の上位で

YOUTUBERがランクインしたり、会社で働きたくないという人が多いのに対し、

「近頃の若者は」

とか

「そんな甘い考えでは・・・」

みたいに言う人がいるけど、37年前にYOUTUBERのいう職業や

インターネット、スマホを使った仕事の方法があれば、私だってそっちに向かっていった可能性はある。

YOUTUBERとうう職業がいいか悪いかではなく、

可能性として今ある職業の一つに、自分の時代に無かったものを否定するだけでは、

この先に訪れるかもしれない楽しい可能性を自ら否定することになってしまう。

在宅勤務をあなたは望みますか?

いま、サラリーマンにアンケートを取ったら何パーセントの人が望むのかな。

数字は増えるだろうけど、望むけど…の人が多いんだろうな。

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