社長ブログ

大きくなったら何になりたい?

小学生のなりたい職業ランキングの上位に

YouTuberがランクインされているという話をよく聞く。

それを聞いた大人は

「YouTuberなんて・・・」

「そんなの職業じゃない」

「世も末だ」

なんてことを言う人が多いが別に非難することじゃないと思う。

たとえば私が子どもの頃のなりたい職業ランキングだと

野球選手や歌手なんかが入っていたと思う。

その時代時代で

漫画家や女優、お笑いタレントや映画監督なんてのも入っていると思う。

そしてその結果を見た当時の大人も

「女優は大変だよ・・・」

「お笑いタレントなんて簡単になれるもんじゃない」

と言っていたに違いない。

子どもにとって、目の前に広がる

楽しそうなこと、羨ましいことが将来の「夢」になる。

私の世代ならみんなテレビを見ていたから

テレビの中で活躍していた

野球選手やアイドル歌手に自分の姿をだぶらせてみていた。

今の子ども達はテレビを見る時間よりスマホを見る時間の方が長い。

だからテレビの中のヒーローより

スマホの中のヒーローにあこがれを持つ。

ただそれだけのことだ。

私の時代に話を戻そう。

野球選手になりたい

パイロットになりたい

スチュワーデス、アイドル、歌手、女優・・・

いろんななりたい職業を口にしていた者たちは

20歳をまわってもやっぱりそれらの職業を目指していたか?

そんなこたぁない。

もちろん夢を成し遂げた人。

子どもの頃になりたいビジョンを大人になって現実にした人もいるが

全員が全員ではない。

そして子どもの頃のビジョンから方向転換した人が

落伍者になっているわけはもちろんない。

しっかり社会人になってる人がほとんど。

世も末じゃなかったでしょ。

この前知り合いの小学生の子どもが

「大きくなったらYouTuberになりたい」

と言っていた。

「溝手、現実を教えてあげてよ」

というから、俺の知り合いで週2本更新し1本の編集に10時間かかっているが

月の平均収入が3200円の人の話をしてあげた。

子どもは聞きながら引いていた。

嫌な大人になってしまったなぁ。

喋りながら自己嫌悪になりながらも最後まで喋り続けた。

心の中で「こんな大人になるなよ」とつぶやきながら。