知人がサラリーマンを辞めて独立したいと言ってきた。
「何、始めるの?」
と聞いたら
「タピオカショップを始めたい」
といったので、全力で止めた。
「だって、今流行ってるじゃないですか?」
だと。
流行ってるからダメなんだよ。
この1-2年の間に、札幌だけでも多くのタピオカ店がオープンした。
うちは札幌でも田舎の方だが、近所にタピオカの移動販売車なんかも出てそれなりに賑わっていた。
でも・・・ブームは一過性。
そして流行っているとはいえ
そもそもタピオカを食す人口があまりにも少ない。
これがおにぎりブームやチャーハンブームが起こって、それに便乗したいというなら
世の中のご飯食す人口を考えたらブーム云々除いても手はあるかもしれないが、
タピオカショップを作ってブームが終わった時どうなるの???となる。
私の通う職場の近くに焼き鳥屋がある。
いかにもおっさんが行くような焼き鳥屋。
夕方5時から深夜に営業している焼き鳥屋なのだが、
突然お店の半分をオシャレにペイントし、タピオカ店を併設させた。
得意先の職場に向かう途中のラーメン店。
ここも突然入り口の半分を改装しタピオカ店を始めた。
焼き鳥とタピオカ
ラーメンとタピオカ
このミスマッチどうなんだ???と思って見ていたが、
私が通る時間に限って言うと、一人の客を見たことがない。
そして3か月後、焼き鳥屋の方のタピオカ店のペイントはきれいになくなり、
「うちはオープン当初からずっと焼き鳥屋一本でやってますよ」
という顔をして何食わぬ顔で営業を続けている。
ラーメン店の方は、まだタピオカ店の看板を出しているが、客を見たことがない。
もしかしたらラーメンを食べる客がデザートで注文して大繁盛してたりして?
ここのラーメン店はこってり系なので男性が中心。
タピオカ絵を食べるのは女性が圧倒的に多く、
ひょっとしたら男性でタピオカを食べたい人は躊躇してるかもしれない。
で、このラーメン店でこってるラーメン&タピオカという組み合わせが人気なのかも。
と勝手に妄想してみたが、店に入って試す予定はない。
この話をタピカショップを始めたいという知人に話すと
「そっかぁ。じゃあまずラーメン屋始めますね」
と言ってきたので、生暖かい笑顔を向けてこう言った。
「がんばってね」
棒読みで。
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