社長ブログ

ステマって何じゃらほい?

今日はステマについて書く。

ステマ
ステルスマーケティング

消費者に宣伝と気づかれないように宣伝行為をすること
規模は様々であるが、大規模なものでは宣伝業務に特化している広告代理店などがチームで作戦を練り、組織立って大量の人員が動員されて行われていることがある。
またウィキペディアもステルスマーケティングの影響を受けているとされる。
新規開店時や新商品の発売時に、本当は世間にさほど興味を持たれておらず、顧客が集まらない状態であるにもかかわらず、
派遣会社などに依頼して、金銭でアルバイトを多数雇って店舗前に行列をつくらせ、その作為的な状態をテレビ番組に取材や撮影をさせたり、
雑誌社に取材させ写真を撮らせたり、そうした映像や写真と記事をマスメディアに大量に流させることで、
実際にはそれほど評価されていない店であるにもかかわらず、さも評価が高いかのような「偽りのイメージ」を消費者に持たせ、人々の話題にさせる行列商法のこと。
しかも、しばしばこのステルスマーケティングの作戦を練った大手広告代理店が、普段から放送局から買い取っている放送枠を利用して、
その番組内で、さも客観的な情報・報道であるかのように装って、上記の映像や言葉を流す、という段取りまであらかじめ組まれていることもある。
2001年に、ソニー・ピクチャーズエンタテインメントがデビッド・マニングという捏造した架空の映画評論家に、自社の映画を絶賛させていた。
また、いわゆる「芸能事務所」や芸能系の企画会社などが、自社の商品である歌手や俳優などを舞台やテレビカメラの前などに登場させる時、
本当の状態ならば、さほど人気があるわけでなくて、あまり人が集まってくれない状態であるにもかかわらず、
派遣会社などを利用してお金で多数の人を雇い、彼らにあたかも熱狂的なファンであるかのような演技をさせて、
そうした作為的な映像をマスメディアに流すことで、実際以上に人気があるかのような偽のイメージを人々に持たせることや、
「客観的な記事」であるかのように装った宣伝文を作成すること 、影響力のあるブロガーやユーチューバーなどが、何らかの企業や組織から報酬を得ていることを明示せずに、
あたかもただの第三者であるかのように偽装して、特定の企業や製品について高い評価を行うことがある。
2012年、日本で複数の芸能人が報酬を受け取っていたことを明示せず、オークションサイトの宣伝を行っていたペニーオークション詐欺事件が発生している。
飲食店の口コミサイト内の自社に関するページで、否定的な意見を削除して肯定的な意見だけを残す事により、そのページを見た人、に良いイメージを与えるようにする
また、省略した言い方「ステマ」は、日本において2012年の新語・流行語大賞にノミネート、ネット流行語大賞2012の金賞に選ばれた。

Wikipedia

まぁ、要するにお金払って宣伝してもらう。
コマーシャル、広告なのだが、それを広告宣伝のように見せず

有名芸能人が「私のおすすめのお店です」

とか

サクラのブロガーが何百人も試飲製品の化粧品を絶賛したり

それをお金動かしてやっていると。

私も広告屋の端くれにいるわけで、クライアントを世に広めるための手段としてWEBを使うことは多々ある。

ある時はサイトを作ったり、ブログに書いたり、SNSで拡散したりということも多々やる。

上記の記述だと、それもステマになるわけだよね。

でもだったら、世の中のすべての情報発信はステマになってしまうじゃないか。

ニュースで「紅葉シーズンで○○公園は賑わっております」と報道してそれを見て紅葉身にいく人が増えるのもステマなのかいな。

それは違うよ!と即ツッコミが出るだろうが

ステマと情報と報道。

これは完全に区切られるのか。

真実とヤラセの差。

ニュースでインタビューした人の言葉を前後編集しても、その人が喋っていたら真実になり、

インタビューを受けた人の喋りがあまり上手じゃないのでアルバイトに同じセリフをしゃべってもらったらヤラセになる。

ただ、真実とヤラセの間にも誇張というのがある。

30人しか入らないライブハウスで32人が入り、みんなが総立ちで盛り上がった場合、

真実「32人の観客が盛り上がりました」
誇張「定員を超えるお客様で大盛り上がりでした」

これを「5000人入りました」
というと嘘になる。

ステマどこいったぁ・・・のうだうだ・・・

ステマに戻す。

吉本興業の漫才師ミキが、今日とのことをツイートした。

「大好きな京都の町並み!! 京都を愛する人なら誰でも、京都を応援できるんやって! 詳しくはここから!」

なるツイートとともに、

#京都市盛り上げ隊
#京都市ふるさと納税

とハッシュタグがついていて、このツイートに京都市がお金を払っていたそうで問題になっている。

といってもミキが闇営業の如く、懐にコソッとお金を入れて何食わぬ顔で京都のことを書いたのではなく、

ミキは吉本興業所属の芸人でつくる「京都市盛り上げ隊」のメンバーなんだそうだ。

で、京都からもろもろのPRの仕事で吉本にお金が流れ、その中の一部がミキのツイートなんだそうだ。

これで問題になっているのが

ミキがツイートに「広告」と書いてない事なんだそうな。

SNSの世界では金銭が発生している以上【広告】の表記が必要、常識なんだって。

大好きな京都の町並み!! 京都を愛する人なら誰でも、京都を応援できるんやって! 詳しくはここから!

これが

【広告】
大好きな京都の町並み!! 京都を愛する人なら誰でも、京都を応援できるんやって! 詳しくはここから!
【広告】

やだなー。

たとえばビールのCMに出てる人が、Twitterでその缶ビールを片手に
「ビール飲んで寝ます。おやすみなさい」

とツイートしたら、まぁわざとらしーよ、スポンサーに媚び売りやがってーのツッコミはあるだろうが

クライアントのビール飲んでますよアピールは、
クライアントさんありがとうって言うタレントの立場からしたらいいと思う。

で、それを見る人の感想が

「○○さんの飲んでるビール私も飲みたい」 広告と気づかず動く人
「あぁ、○○ってビールのCM出てるもんね」広告と気づく・・・そのうえで動く人と動かない人
「わ、わざとらしいな、こいついくらもらってんだ」広告とわかって嫌悪感

と分かれる。

その比率はわからないけど、
世の情報報道全てがこんな感じで、動かされる人、動かない人、嫌悪感の人に分かれるに過ぎない。

ミキのツイート見たが、京都のPRポスター持ってニコッのミキの写真だもの、
どう考えても広告でしょ。

これミキがおはようございます、や、今日は友達とラーメン食べに行きました、
と同じ感覚でツイートしてると思った人いないと思うけどな。

「ミキさんが京都盛り上げようってツイートしたから私も京都言ったのにステマだったなんて。ショックー」

って人、いないと思うけどな。

と書きながらもう一回書く。

SNSの世界では金銭が発生している以上【広告】の表記が必要、常識

これはもう絶対なの?やんないと死刑なの?

そしたらアフィリエイトなんてできないやんけ。

その線引きはどこなんだ?

そしてWEBだけなの?テレビやラジオや雑誌や新聞はどうなの?

クライアント先がスマホで自分の子どもの写真見せてきたら

みんな「わぁ可愛い」って言うよね?

で、トイレから戻ってきた同僚に

「○○さんの子ども無茶苦茶可愛いよ」

っていうよね?それもステマ?

ステマと情報、ステマとお世辞、違いわかる人教えてください。

溝手のステマは大歓迎