コミュニティラジオの頃

(26)ん、、、見てしまった

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コミュニティラジオの頃 はじめに

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スタッフが増え、開局日が決まりそうな11月。

ある日突然って感じで、地元の新聞社へ我々ラジオスタッフが挨拶へ行くことになる。

地元の新聞社ってのは、帯広で一番読まれている新聞の会社。

私の生まれた北見や前まで住んでいた札幌では、

北海道の名のつく新聞が一番読まれているのだが、帯広では違う。

私のいるラジオ局は北海道の方なんでメジャーな方かと思いきや

帯広に来て、こっちの新聞事情を初めて知った。

で、両方とも新聞社が親玉のラジオ局が2つできると。

この辺のことはウイキペディアとか詳しい解説がネット内にいろいろ書いてるんで

そっちを探して読んでください。

んで、我々が地元の新聞社へ行くってのは、ある意味敵情視察なわけですな。

うちの常務が一度は挨拶に行くべきだって。

常務に我々8人がくっついてアポなしで言ったわけです。

向こうも偉いさんが来たので無下に帰すこともできず、

新聞社内にあるラジオ局のスタジオにお邪魔することに。

以下J局って書くね。

初めて入ったJ局は、そりゃまぁおしゃれ。

ラジオ局みたいでした(ラジオ局だね)。

ちなみにうちの局はもともと歯医者だったところをラジオ局にしたので

消毒薬臭い。Jは消毒薬の匂いがしなかった(当たり前)。

我々が急に来たのでJさん達も大慌てだったろう(と勝手に思ってる)。

バタバタと我々に見られたくないものを隠している(ように見える)。

そりゃ開局前の今、手の内は隠したいもんね。

オフィスには入れてもらえず、スタジオへどうぞ!ってスタジオに入る。

へぇ、ここで喋るのね。なぁんてキョロキョロする。

スタジオにはガラス窓があって、そのガラス窓の向こうは、

さっき入れてもらえなかったオフィスがあり、

オフイス内では皆さん一生懸命働いてる。

でね・・・ん?溝手は見てしまったのですよ。

そのオフイスに貼られてるタイムテーブルのようなものを。

タイムテーブルのようなものではなかった。

タイムテーブルだった。

離れた距離だし、あんまりマジマジと見て視線がばれても困るしと、

私は誰にも言わず、コソッコソッとタイムテーブルをチラ見する。

そこには朝7時から深夜1時までの番組が記されている。

朝7時???

深夜1時?

うちは朝8時から夜8時までだったよなぁ。

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