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開局まで1か月を切ってから、
毎日のスピードがどんどん速くなる。
「あと20日」
「あと15日」
確かカウントダウンカレンダーを局内で誰かが飾っていたはずだが、
その数字がどんどん減ることが、
焦りにもなり、そしてホントにできるのか？？？
と不安になる。
開局は12月23日だが、実は試験放送としてすでに電波から音は発信されている。
不定期にコールサインが流れる。
「ＪＯＺＺ-１ＡＤＦＭ こちらはおびひろ市民ラジオです。周波数７６．１ｍｚ 出力１Ｗ ただいま試験放送を発信中です」
このコールは我々パーソナリティが交互で行う。
それ以外はノンストップで音楽が流れているのだが、
時々試験的に我々が喋る。
「ただいまお送りしている曲は、○○の○○。お聞きの放送局はＦＭウイングです。現在試験放送を発信中。１２月２３日の開局までもう少々お待ちください」
１２月に入って開局前の短いスパンの中、
辞めた２人の代わりの女性が２人加入。
放送担当が決定。溝手は木金土の19.00-23.00と23.00-25.00の深夜番組の監修、日曜16.00-18.00と夜もちょっと。
番組名の決定や企画書書き。
写真撮影して、タイムテーブルの完成。
スポンサーが次々決まり毎日のようにＣＭ撮り。
なんだなんだといってる間に12月22日になった。
12月22日ってことは、明日開局だ！
え、できるのか？
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