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帯広にラジオ局が二局開局する。
そのもう一局の方に見学へ行くと、
たまたまオフイスに貼られてる番組表を見てしまった溝手。
そこに貼られていた放送時間は朝7時から深夜1時。
うちの局は朝8時から夜8時まで。
そもそもの放送時間数が違うねえ。
正直番組表を見た時の感想はそれくらいのものだった。
放送時間は我々スタッフが決めるものじゃないからね。
ところが・・・
このタイムテーブルのことを私が話すと社内が諸々動き出した。
「それはホントか?」
「ホントかは知りませんが、壁に貼られたタイムテーブルがホントならそうじゃないですか?」
「なぜ見た時に教えない?」
いやいや、向こうの局の人がいるところで、あんなところにタイムテーブルがって言えないでしょう。
前にも書いたが、同じ市に二つのラジオ局ができるのは初めてのこと。
ホントは一つだけのはずだが、どちらも開局を譲らなかった。
まっ、ライバル関係なわけやね。
てことは、向こうが朝7時から深夜1時まで放送する。
うちが夜8時で放送終わらせるわけいかないだろう!
って話になって夜の終了時間が延びることに。
プロデューサーが言う。
「夜の放送は特殊だから、溝手くらいしかできる奴いないだろ」
特殊と、溝手くらいは誉め言葉には全くもって聞こえないが、
私にとっては良い風だ。
この一年前、函館のラジオ局を見学した。
帯広に来てから釧路の局も見学した。
どちらもいえること。
平日の放送に力を入れて土日は軽視。
ミュージックバードと呼ばれる東京から配信の番組を流したり
ノンストップで音楽を流したり。
リスナー層がどうなるかは始まってみないとわからないけど、
土日より平日の方が聞いてもらえるよなぁ。
土日はスタッフみんな休んでるしなぁ。
なんとなく土日担当で主要から外れていた気がしてたので、
「溝手くらいしかできる奴いないだろう」
帯広に来て、やっと自分のポジションが見つかりそうな気配である。
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