コミュニティラジオの頃

元アイドルにケンカを売ったラジオ~売り始め編~

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コミュニティラジオの頃 はじめに

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コミュニティラジオの頃の最初のほうに出てきた

学生DJのN君。

N君はのちに社会人となり、今は落語関連の仕事をしていて

その縁で今「福北寄席」なんてやってるわけですが、

そんなN君と一緒にウイングの中で番組をやっていたことがあった。

番組名は「溝中のラジオ」。

もう番組名書いた時点でN君とイニシャルにした意味はなくなっているが(笑)。

イメージ的には当時ABCラジオで人気のあった「サイキック青年団」やラジオ大阪の「ぬかるみの世界」。

そういう番組がやりたいなぁとN君に話し、

お互い深夜ラジオ好きなんでやってみよう!と、

土曜深夜0時から1時間。

上司や株主やクライアントに聞かれることのない時間にこっそり放送していた。

番組内容はお互いに好きなアイドルの話や芸能トーク、

知ったかの業界話なんかをこそこそちりばめた感じ。

その時点で私もNも帯広のFMしか知らない状態で

今思えばよくエラソーにしゃべっていたわなぁと思う。

そのなかで、あるアイドルの話をした。

そのアイドルは漫画雑誌のミスなんちゃらに選ばれて

そのミスなんちゃら出身のアイドルはその後ほとんど売れっ子になって

そのアイドルさんもラジオやテレビのレギュラーを持ち歌を出し

まぁ人気者にはなったのだが、

ほかの先輩たちと比べるとそこまでメジャーにならなかった。

そしていつの間にかアイドルとしてデビューした事務所をやめていて

自分の歌いたい歌を歌いたいと、アイドルからシンガーへ転身。

インディーズとしてCDを出していたのだ。

それをN君が

「アイドルでうまくいかずシンガーになっていた」

と話し、

私が

「アイドルは捨てたわりには、プロフィールに載っているのはアイドル時代の栄光ばかりじゃないか」

と吐き捨て

そんな話をしえいるうちにその元アイドルがニューアルバムを出すという。

「お、これ取材しちゃおうか」

私が言い、

「いいですね」

とN君が悪乗り。

私は放送局名と番組名を書き、その元アイドルの事務所に

取材の手紙を送ったのであった。

当時はメールも機能していない時代。

郵送というまどろっこしい作業をしたら

手紙を投函した3日目に

マネージャーを名乗る男性から電話が来たのだ。

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