コミュニティラジオの頃

(71)金様のラジオの話7

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金様のラジオは23時から26時の3時間生放送。

放送を終えるのはAM2時である。

当時まだ若かった僕らは胃袋も元気で、

この時間から飯を食いに行く。

といっても空いているお店は限られている。

で、我々がよく行っていたのが

びっくりドンキーだった。

競馬場通り沿いのドンキーは24時間営業(今はどうかは知らない)。

2時に放送を終え、車で向かう。

この時間からハンバーグやらパフェやらポテトやら

溝手はビールも飲む。

そりゃ太るよな。

(このころの溝手の体重マックスは68kg。今より10キロほど肥えていた)

ラジオでさんざん喋っているくせに

ドンキーでも食いながらしゃべり続けるわけだ。

時々番組のエンディングで

「このあとドンキー行きます!」

といって締めることもあった。

お店で「金様聞いてます」みたいに声をかけられたことはないが(そもそもラジオだから顔バレもしてないしね)

一度いつものように、ハンバーグを食べながらビールを飲んで馬鹿話をしていたら

ちょっと怖そうな兄ちゃんたちが来店し

「金様の奴らいるかなぁ」

みたいな声が聞こえた。

硬直する3人。

黙って黙々とハンバーグを食べる3人。

兄ちゃんたちは僕らの横を素通りした。

こんなオーラのない3人が、金様トリオとは気づかなかったのだろう。

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