コミュニティラジオの頃

(74)金様のラジオの話10

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ラジオの生放送終了から数時間後交通事故に巻き込まれたN。

「多分ダメだそうです」

と最悪のケースも想像したが、

ベッドの上で眠って運ばれたNらしき女性は生きている

・・・ように見えた。

そのまま個室(集中治療室なのかな?覚えてない)に連れていかれたNらしき女性。

あとをついていくNの両親と溝手。

ここでやっと看護師から「ご家族の方は…」と声を掛けられ

Nの両親が病室に入る(溝手は外で待つ)。

数分後、Nの母が私を呼ぶ。

身内以外も入っていいってことは大丈夫なのか?

中に入ると寝たままのN。

顔は出血で真っ赤。

頭は包帯を巻かれ痛々しい姿ではあるが、

生きている…それを見れただけでもホッとした。

溝手を見たNが私に言う。

「溝ちゃん、金曜までには元気になってラジオは行くから」

いやいやそんなこと今考えなくていいよ…と思いながら

そういう会話をできるNに、とりあえずホッとした。

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