社長ブログ

週刊朝日の休刊と紙文化vsWEB

週刊朝日の休刊が発表された。

朝日新聞出版が発行する週刊誌「週刊朝日」が5月で休刊することが18日、分かった。
近年の週刊誌市場の縮小により継続が難しくなったためだという。
同誌は1922年の創刊で、昨年2月に100周年を迎えた。1週間のニュース解説を中心とした大衆総合誌で、司馬遼太郎さんの「街道をゆく」や山藤章二さんの「ブラック・アングル」「似顔絵塾」など多くの人気連載企画も生んだ。50年代には100万部以上の発行部数を記録。2008年、朝日新聞社から朝日新聞出版に発行元が移った。 

※ 週刊朝日、5月休刊へ 時事通信

次々老舗雑誌が休刊廃刊に追い込まれているが、

これは続くだろう…と思っている雑誌も続々サヨナラしている。

新聞の世界も道新スポーツが昨年11月で40年の歴史で幕。

福岡の西日本スポーツも今年3月で休刊。

どちらもWEB版として継続されることになった。

ほかにもWEBなど別な媒体で継続している元紙媒体は多い。

「これも時代だね」

と言葉にしてしまっては簡単だが、

仮にも紙媒体で仕事をしていた人間としては少し寂しい気もする。

自分の言葉を表現したい人は「本を出したい」

取材、執筆、編集を仕事にしたい人は「雑誌やフリペで働きたい」

宣伝、集客のために「チラシ、名刺を作る」

これ20年以上前は当たり前だったけど

表現はYouTube、インスタ、TikTokなどなど際限なく今すぐ始められるツールがそろい

宣伝や集客もWEBサイトやSNSの方が広がりが早い。

原稿書いてデザイン組んで色校見て印刷して完成・・・

という行動は、もうまどろっこしいのかもね。

たまにうちの息子が

「この映像面白いよ」

とスマホを見せてくれることがある。

たとえば3分くらいの映像で

「面白いねえ」

とみてると、

2分半くらいで息子が停止を押す。

「え、まだ終わってないじゃん」

って言うと、

「この後は面白くないから」

って。

いやいや、最後のクレジットまで含めて見ましょうや

と思うのだが、スマホから情報を得る人々は

省略、飛ばし、短縮が当たり前になっている。

まどろっこしいものは、要らない。

となると取材して形になるまで時間がかかる雑誌や新聞は

さらに肩身が狭くなるんだろうな。

でもさぁ、、、と古いタイプの人間は何かを言いたくなるが、

その言おうとしてる言葉も聞いてもらえないんだろうな。

そもそもお前も15年前に「紙」から「WEB」に主戦をシフトチェンジした人間だろ!

と言われたら、1秒も反論はできない。

紙の仕事もやらないわけではない男のプロフィール