ネトフリ開いたら一番上に出てきたから
まぁ、見てみよう。
そんな感じで見始めたハケンアニメ

結論を書くと
まぁ面白かったのだ。
全く前知識ゼロで見始めたのだが
ハケンアニメは
派遣アニメで
3Kのアニメ制作会社に派遣される人の話なのかなと
全く連想ゲームゼロ点の状態で見始めた。
ハケンアニメは
覇権アニメ
アニメの世界の覇権をつかめ!ってな物語。
Yahoo映画より
解説・あらすじ
直木賞作家・辻村深月がアニメ制作の舞台裏を描いた小説を映画化。期待の新人監督と崖っぷち状態の天才監督が、アニメ界の頂点を目指して火花を散らす。新人監督を『見えない目撃者』などの吉岡里帆、彼女と覇権を懸けて争う相手を『人数の町』などの中村倫也が演じ、『きみの鳥はうたえる』などの柄本佑、『茜色に焼かれる』などの尾野真千子らが共演。中村出演作『水曜日が消えた』などの吉野耕平が監督、『サクらんぼの恋』などの政池洋佑が脚本を務める。
最も成功した作品の称号を得るため熱い闘いが繰り広げられている日本のアニメ業界。公務員からこの業界に転身した斎藤瞳(吉岡里帆)は、初監督作で憧れの監督・王子千晴(中村倫也)と火花を散らすことになる。一方、かつて天才として名声を得るもその後ヒット作を出せず、後がない千晴はプロデューサーの有科香屋子(尾野真千子)と組み、8年ぶりの監督復帰に燃えていた。瞳はクセが強いプロデューサーの行城理(柄本佑)や仲間たちと共に、アニメの頂点「ハケン(覇権)アニメ」を目指して奮闘する。
天才監督vs天才に憧れてこの世界に入った新人監督の戦い。
まぁよくある世界観の話なのだが、
出演者のキャラや制作過程の情熱なんかがちょうどいい加減にアツく
ちょおっとウルッとしてしまったり。
んで、見終えて気づいたのだが原作は辻村深月なんですな。
辻村さんの作品は何作か読んでますが、正直溝手好みでないものが多いのですが、そのなかでバツグンに良かったのが
スロウハイツの神様
ウイキペディアより
人気作家チヨダ・コーキが、ファンによる殺人ゲームにより筆を折ってから10年。「コーキの天使ちゃん」によって復活を遂げたチヨダ・コーキは、新人脚本家・赤羽環に誘われ、彼女がオーナーを務める「スロウ・ハイツ」に入居し、クリエーターを志す狩野たちと暮らし始める。加々美莉々亜の存在から変革を始めていたスロウハイツでの生活は、ある日、一通の郵便が環の手に渡ったことで大きく揺れ始める。
上下巻のぶ厚い小説だったのだが、ラストに向けての伏線回収がたまらなく、3回読み直した溝手の人生史上でも上位に入る好きな小説。
この小説も「小説」、「マンガ」、「シナリオ」、「映画」とクリエィティブの世界で生きる人々の苦悩やドロドロの格闘が描かれている。
ハケンアニメも「天才監督の苦悩」、「新人監督の苦悩」
この部分をフューチャーしているのだろうが
いかんせん2時間ちょっとの映画では納め切れていないというのが見てて感じた。
スロウハイツの神様の作者が書いたハケンアニメなんで
次は小説を読むとします。

