SNSが発達したおかげでいろいろな人と知り合いになれた。
出会うはずもなかった人と友達になれたり、
会ったことのない人と仕事をしたり。
つながる
という意味では溝手のようにテレワーク歴20年。
ある意味ニートみたいな仕事をしてる人間にとっては、
新しいつながりを作ってくれた。
しかし新しいつながりはもちろん、いいものばかりではない。
「溝手さんにお得なお話です」
と持ち掛けてくるそいつにだけお得な話や
「溝手さんのためにオススメしてるんです」
と俺のことが気になってるんじゃなくて、俺からもらえるかもしれないお金のことが気になりまくってる人など。
「ウインウインの関係でいましょう」
という人のほとんどが自分の勝利しか見ていないことは前にも書いたが、
SNSを通じていろんな誘いやお願いは、まぁいまだにかなりの数が届く。
「○○の代理店やりませんか?」
とか
「○○買ってください」
とド直球で依頼が来るときはまだいい。
それを受けるか断るか話を聞いてみるか無視するか。
以上の選択ですむのだから。
一番困るのがこれ。
「溝手さんにお願いしたいことがあるんですが・・・」
これだけの文章。
手紙では考えられないよね。
あるんですが・・・で終わる手紙もらっても困る。
というかそんな手紙をよこす人はまずいない。
なのにSNSだとよこす人がいる。
「突然なのですが、お願いしたいことがあるのですが・・・」
私の知っている日常のお願いの場合。
お願いしたいことがあるのですがに続くのは、そのお願いしたいことを書いてくるはずだ。
ところが
・・・で文章が終わる。
待っていてもその続きは送られてこない。
気になってコチラから返信をすると
向こうは待ってましたとばかりにお願い事を書いてくる。
ん、それってどうなんだ?と俺は返信する。
すると向こうから来たのが
「急にこんなお願いしたら失礼かと思い、お願いしたいことがあるんですが・・・と書きました」
だと。
失礼かと思っていたならそもそもメッセージを送るべきではない。
失礼と思っても頼みたいんだったら「・・・」なんて中途半端じゃなくてちゃんとお願いまで書くべき。
それを書いて私はひねくれものだから相手が後悔するような返信を書く。
「本当は興味のある案件で、最初からお願いがあったら受けてもいいかと思いましたが、お願いしたことがあるんですが・・・の文面が嫌なのでお断りします」
たぶん相手もバカじゃないので、
「こいつそもそも受ける気なかっただろ」
とこの文面でわかるようで
もれなくその方からはブロックされましたとさ。