コミュニティラジオの頃

(77)金様のラジオの話13

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コミュニティラジオの頃 はじめに

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1997年4月に放送を開始した金様のラジオは

1999年1月末に放送を終了した。

放送終了理由は

・Hが春で大学を卒業し本州で就職するため

そして

・溝手が会社に辞表を提出し7月いっぱいで退職する

からだ。

3月いっぱいまでやろうか。

Hが抜けた後も続けようか

という話もあったが

Hが大学卒業準備で2-3月が忙しくなること

この3人じゃないと金様じゃないよなってことで

1月末で終了することを決めた。

最終回を終えて我々三人はいつものようにびっくりドンキーへ。

ハンバーグを食べ、溝手はビールを飲み、

Nは俺のビールのつまみをと考えポテトを注文し、

Hは俺のビールのことなんて少しも気遣うことなくパフェを注文。

いつもの金様といつものびっくりドンキーで

金曜朝5時ころ我々は別れる。

「じゃあね」

の言葉が

「また来週」

のように自然に。

来週は、なかったけどね。

番組が終わっても我々三人は友達だった。

夏に局を退職した溝手は

「自分探しの旅」

ということにして、2か月ほど一人旅をした。

関西方面に行った時はHの家に泊めてもらった。

足の踏み場がないを通り超えた部屋の汚さと

本人曰く低血圧で朝の機嫌が無茶苦茶悪いのには驚いたものだ。

恋愛気質のNからは、時々札幌にやってきては

恋愛の相談なんかをもちかける。

相談・・・というか、一方的にNがしゃべり続けるんだが、

「うるせーよ」とか言ってまた交通事故に遭ったら困るから

基本は聞き役に徹していた。

4月から本州に就職したH、

夏に会社を辞め札幌に引っ越した溝手、

そのまま帯広にいるN

ではあったが、Hが帰省した時や

溝手が帯広に用がある時なんかは

3人で会ってラジオ同様のバカ話をした。

1年か2年に1回は会っていたと思う。

最後に三人で会ったのは2005年8月20日。

なぜ日付までちゃんと覚えているかというと、

夏の高校野球で駒沢苫小牧が2連覇を果たした日だからだ。

この日、Hは札幌にいて

Nも札幌に用事があり、

だから3人で会おうという連絡を受けたが

溝手は「野球が見たい」と断る。

ブーイングの二人。

じゃあウチに来い!

とHとNが札幌の我が家にやって来た。

その前の年の12月に誕生した息子が8か月の時か。

嫁とHとNが息子を囲み話す中、

溝手は甲子園をテレビ観戦。

楽しそうに話す嫁とHとN

溝手「テレビの音聞こえないだろ、静かに話せ」

N「溝ちゃん完全におっさんだねぇ」

そして田中将大が雄たけびを上げて2連覇達成。

溝手「よし祝杯に出かけるか」

マイペース溝手に心で突っ込みを入れる面々。

そのあと金様3人で居酒屋へ。

店は覚えてないけど、料理が届くのが遅いと文句を言った記憶だけはある。

で・・・あれから16年半ですな。

二人とは会っていない。

どこにいるとか、何かがあったとか、

噂は聞いたことがあったが、直接連絡をしてないし届かないので

全く近況は分からない。

こうやって書くと

無茶苦茶近況が知りたかったり

今すぐ会いたいのか

と思うかもしれないが

実はそうでもないw

まっ、きっかけがあればいつでも会えると思っているしね。

会ったら会ったで何十年会ってなくてもあの頃に戻れると思うしね。

その時が来なければ会わないだけで、

その時がきたら昔の自分たちに戻るまでの話だ。

溝手の家の近くにびっくりドンキーもあるしさ。

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