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面接日をすっぽかしたのに、電話をしたら
札幌で面接してくださいだって。
ホントかな???と指定された喫茶店に行く。
局のプロデューサーという方に会い、面接(?)が始まる。
「自己紹介して」
自己紹介…すでに履歴書を渡している。
以前お世話になった広告代理店の人が
「自己紹介で履歴書に書いてることだけ喋るのは意味がない」
と言ってたな。
よし。
「溝手孝司です。さんずいのみぞ、てのひらのて・・・」
から始まって思いつくことをひたすら喋ってみる。
ひあつら喋り続けてやると、ろれきしょにない経歴やラジオへの思いを語る。
たぶん2-3分話したと思う、そこで。
「長いよ」
と止められる。
「自己紹介どうぞと言われてそんなに喋られても、こっちはどう評価していいかわからないだろ」
わ、裏目。
続いて劇団活動について聞かれる。
「どんなのやってるの?」
「まじめなものからお笑いまで幅広いです」
「じゃあちょっと面白いのココでやって」
ここで???
無茶ぶりにもほどがある。
しかも劇団でやっているコントなので一人芸はない。
こんなことやってましたと説明しながら自分のツッコミを入れる。
「・・・これって、面白いの?」
明らかにしらけ顔で聞かれたが、言い切るしかない。
「大爆笑でした」
そう言い切ると、初めてプロデューサーは笑った。
その後は帯広の印象、
札幌から離れてもいいのか、
劇団はどうするんだ、
という質問に。
帯広は一回しか言ったことないけどいいイメージを持っている、
仕事があるなら離れます、
劇団員はみんな社会人。私が辞めても続けたい人は続けると思います。
そんな話をして約1時間かな?
面接のようなやり取りは終わった。
そして
「今週の日曜空いてる?」
「はい」
「じゃあ日曜日帯広。社長さんと面接して」
え、今の面接じゃないの?
で、社長に会うの?
なんだかよくわからないが、
とりあえずまだチャンスは残されているようだ。
今週の日曜…あっ、土曜は舞台だ!
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