コミュニティラジオの頃

(11)帯広に面接へ行く

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ラジオ局の面接をすっぽかしたのに

札幌でプロデューサーと面談し、

「じゃあ日曜日帯広。社長さんと面接して」

なんだかわからないが、とりあえずチャンスは残された。

・・・が、日曜日…の前日に舞台があった。

舞台じたいはまぁ、いつものことなのだが、

演劇やってる人間って、舞台の後の打ち上げもセットみたいなところがある(今は知らないが)。

この日の舞台は夜。

八時過ぎに終え、撤去をして夜10時過ぎから打ち上げが始まった。

打ち上げのパターンとしては、

居酒屋で飲む⇒カラオケボックスに行く

だいたい10時スタートってことは、

0時過ぎからカラオケだから終了は2時3時が当たり前。

翌朝6時過ぎの札幌駅発列車で帯広に向かうわけだ。

劇団では一応代表なわけで

「俺明日早いから帰るわ」

とも言えず

ましてや

「ラジオ局の面接なんだよねー」

とは言わず。

いつものように居酒屋カラオケボックスのパターンで

タクシー乗って家に着いたら3時半。

安い焼酎飲み過ぎて頭はくらくら

喋りすぎて歌い過ぎて喉はカラカラ。

寝るぞ…でも6時には家を出ないと間に合わない。

シャワー浴びてスーツに着替えて…

寝れんぞ・・・布団に入ったら起きれない自信満々だったので

床に頭をつけ仮眠。

5時に目覚まし時計×3個。

絶対に起きなければならない戦いがここにある(川平慈英 )。

・・・・・・・・・・

寝たか寝ないかわからない感じうちに目覚ましが鳴り起きる。

「わ、絶対気持ち悪い」

とりあえずシャワーを浴びる。

1個目の目覚ましで目を覚ましたので3分後に目覚ましの音がシャワー室で聞こえる。

ココはアパート。

日曜朝5時に目覚ましが鳴り続けたら

隣人から苦情の嵐だ。

体べちゃべちゃ床べちゃべちゃのまま

居間に戻り4個の時計のアラームを次々オフに。

その時全裸。

アホ丸出しやーん・・・

クラクラガラガラもべちゃべちゃはきれいにふき取り

スーツを着て、何とか札幌駅へ。

帯広行き列車に乗る。

当時の運行時間は3時間半。

ここで寝れやいい…と思ったが一つ不安が。

この列車は釧路行き。

帯広が終着ではない。

もし寝過ごしたら…

(当時は携帯電話もないので携帯アラームは持参していなかった)。

こりゃ寝ない方がいいかな?

でも眠いし…なんて迷いながらも列車が動く・・・。

次は眠気以外の戦いが始まる。

それは・・・二日酔い。

わ、気持ち悪い・・・そして・・・(表現自粛)

結局トイレを二往復(見え張った、ホントは三往復)、

寝ようと思って目をつむると逆に気持ち悪くなるから目を開ける。

窓の外を見ると逆に気持ち悪くなるから正面を見る。

そしてトイレ…。

そんな感じでフラフラクラクラカラカラゲロゲロの状態で帯広駅に到着した。

PS

少ないながら読者もいるようで感謝ですが、

そのメッセージのほとんどが

「いつラジオ局時代の話に入るのですか?」

だった。

エピローグを買着く書き始めたつもりが

このまま行くと準備体操だけでフルマラソンを走りそうだ。

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